「ほんとに大丈夫ッ⁉ ケガは⁉」 「特に…なんにも…」 「あぁっ‼ なにこれッ⁉」 莉緒はあたしの右頬をまじまじと見た。 「………あっ……と、これは……」 「少し青くなってるじゃん‼ なにこれッ⁉」 自分の顔なんか鏡で見ないから、知らなかった。 きっと、昨日工藤に叩かれたところだ。 確かに、結構痛かった。 「……アイツにやられたの⁉」 「………う…」 「そうなのねッ⁉ サイッッッテイ‼‼‼」 莉緒はふるふると握り拳を震わせた。 莉緒も、アイツのこと、大嫌いだったもんね。