……ふう。
疲れた。
もしかすると、っていうか、あたしの頭の中で、大楠家はああいう変人が多いのではないかと確定しつつある。
いや、たった今確定した。
会ったことのない音々のお父さんやお母さんには少々申し訳ない気もするけど、こんな変人に育てたのは、紛れもなく、あなた方だ。
つまりは、音々達を育てたあなた方も変人だ。
まあなんて辻褄の合うお話。
………それにしても、遅い。
遅い、遅すぎる。
今まで散々あたしは、あのふざけたボサヘアチャラメガネのお遊びに付き合わされていたというのに。
……いや、若干のせられた部分もある。
悔しいことに。



