あたしは、終わるとすぐにテントに走った。
「…あーまじ疲れた。観客うるせー」
「そんなこと言わない! みんな盛り上がってくれたんだからさー」
風間はエレキをテントの奥に置きながら、スポーツドリンクを飲んでいる。
それを宥める篠原は、タオルで汗を拭いていた。
「…あっ! 瑠奈ちゃん‼」
あたしに気づいた篠原は、にこにこ笑いながらあたしの元に駆け寄ってきた。
「どうだった⁉ 最高によかったでしょ‼」
「うん、すごかった」
……あまりにも普通すぎる接し方だから、やっぱりさっきのはあたしの気のせいだ。
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