「……俺、頑張るからさ、ちゃんと観ててね、瑠奈ちゃん」
「…ぅ、うん」
あたしが頷くと、篠原はにっこりと得意の王子スマイルで笑って、あたしを引き寄せてぎゅっと抱きしめた。
「……ぇ、ちょっ、篠原⁉」
「…よーし充電完了‼」
そう言うと、篠原もステージに繋がる階段に向かって走って行った。
あたしはしばらく放心状態だった。
なんだよ……『充電完了‼』って………
もう暑いし、疲れるだけだから外には出ないって、ついさっき決めたけど……
そう言うんなら、観てあげてもいいけど。
あたしは再び、テントの外に出た。



