聞き終えた篠原は、静かに目を閉じた。
そして目を開いて笑うと、言った。
「…風間くんは、瑠奈ちゃんが好きなんだね」
「え⁉」
「ほら、不器用な男子ってさ、好きな女の子には意地悪しちゃうもんなんだよ。…まぁ、昨日の風間くんのは、ちょっと強引すぎただけで……」
そう言うと、篠原はあたしをぎゅっと抱きしめてきた。
「ちょっ、篠原⁉」
「俺も瑠奈ちゃんが好きだけど、風間くんみたいにはしないよ。好きな女の子には、俺は優しくするからね」
ちょっと篠原、なに言って……
「なんかあったら、いつでも話聞くから。俺でよければ、いつでも頼って」
「……っ」
「ね?」



