「……ほんとに覚えてないなら、思い出させてやるよ」
「…え?」
すると風間は、強くあたしの手を引いて、一気に距離を縮めてきた。
「……っ、」
さっきと同じくらい、ものすごく近くに風間の顔がある。
「…これでもまだ、思い出せない?」
風間が、また、不敵に笑うのを感じた。
「…し、知らないし…っ‼‼」
あたしはなんとか離れようと、必死に頭を横に振って抵抗する。
「ふーん。じゃあ、しゃーないか」
「ちょっと離れ…んんっ‼⁉」
一瞬にして、呼吸ができなくなった。
それと同時に、思考回路も停止した。
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