「……お前が俺のギターの練習に付き合うなら、いいけど」
「………え?」
予想外すぎる答えに、あたしは反射的に顔を上げた。
……が、上げて後悔する。
顔が近いことを忘れていた。
あたしはまたすぐに顔を背けた。
「……どうなんだよ」
「…あ、と、えと……」
これ、どうすればいいの⁉
篠原的には風間が歌った方がいいんだろうけど、でもあたしにとっては、それは地獄とも言える選択だ。
だって、あたしギター弾けるとか以前にギターに触ったことすらないのに、なんで練習に付き合わなきゃいけないの⁉
「………おい。答えろよ」
「……っ」
追い打ちをかけるように、風間が答えを急かしてきた。



