恵君は部屋で後悔していた。 どうしてあんなことを言ってしまったのだろうか、 もっと他の言い方があったんじゃないかと、 知らず知らず、口に出していた。 「恵様。手が止まっています」 樹の声は聞こえたけれど、今は勉強を進められる状態ではない。 どうしてあんなことを言ってしまったのだろう… ただ、ただ、 めぐが…… そして、めぐを……