何故か、碧、沙茶、私の3人で家に帰ることに。
いや、碧が邪魔なんだよ?
「え゛こいつも来るの?」
「なぁに、碧。そう、帰りたくないのね」
「いいえ!違います!なにも言ってません!すみませんっしたー!!」
「……これ、調教っていうのかね」
沙茶が遠い目してるけど、気にしなーい。
それより。
「すっごい視線集めちゃってるなー」
「ん?來華何か言った?」
「いや、別に」
本人らは気づいてないんだけど、すれ違う人みんなが振り返る。
まぁ、私の自慢の彼氏と弟が一緒にいるからだろうけどね。
碧は多分、少しは自覚あるのかな。
沙茶は……うん、無い。
その微笑みで今日何人女子が倒れたかなんて、知らないんだろうし。
なにより、私を見る目が異常に甘い。
分かりやす。
……いや、照れてなんてないっすよ。

