゜。秘密の極道彼氏 ~part2。°




何故か、碧、沙茶、私の3人で家に帰ることに。

いや、碧が邪魔なんだよ?

「え゛こいつも来るの?」

「なぁに、碧。そう、帰りたくないのね」

「いいえ!違います!なにも言ってません!すみませんっしたー!!」

「……これ、調教っていうのかね」

沙茶が遠い目してるけど、気にしなーい。


それより。

「すっごい視線集めちゃってるなー」

「ん?來華何か言った?」

「いや、別に」

本人らは気づいてないんだけど、すれ違う人みんなが振り返る。

まぁ、私の自慢の彼氏と弟が一緒にいるからだろうけどね。

碧は多分、少しは自覚あるのかな。

沙茶は……うん、無い。

その微笑みで今日何人女子が倒れたかなんて、知らないんだろうし。

なにより、私を見る目が異常に甘い。

分かりやす。

……いや、照れてなんてないっすよ。