狐と花

 「んっ?」
 
 -眩しい-
 
 女はあたりを見渡す

 どこかの部屋のようだ、それにしても広い

 どうやら自分はベットの上で寝ているようだ

 体を起こしてあたりをキョロキョロと見わたす

 ガタッ-

 男が障子から顔をだした
 
 「おっ、起きておったか」

  


 女は一瞬固まる


 • • • • • • 

 


 「えっ••?誰ですか••?」

 恐る恐る男に問う

 男はため息をはきながら「覚えておらんのか?」と逆に聞いてきた

 男は、銀色の長髪をしていて、目は金色、背も高く、着物を着ているが見るからに細い方だろうと分かる

 「えっとー・・・??」

 

 

 男は、ため息をする

 そして


 「俺は、ウタカタだ」

 と言った


 • • • • •

 

 「えー!!」

 「まったく、つい昨晩あったろうに」

 そう言い男もと言いウタカタはため息をついた

 「す、すいません••暗かったもので••」

 「まぁよい」

 ウタカタが、ベッドの方へ近づく

 「それで、寝てなくてもう体は良いのか?」

 言われて気付いたが、体のあちこちに包帯が巻いてある

 「はい、大丈夫です、ありがとうございます」

 「礼などよいたまたま見かけただけだ」

 -ウタカタさんはやさしいな-

 「ところで、ここは??」

 「俺の家だ、この部屋はおまえにやるから好きにつかえ」