高校生活も慣れてきた7月。 私、東雲 凌子の頭の中は 退屈な数学の授業よりも 窓の外から見える雲と あの人の事ばかり集中していた 今なにしてるんだろ。。 完全に現実から 離脱した瞬間。 キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン... 授業が終わるチャイムが鳴った。