金髪生徒会長さん、大っ嫌いです!






「元気でな。沙良。」






頭の上に乗せられた手。






「わかってない、まだ何にもわかってない。そんな速く行っちゃうの?」




やっと声が出た頃には、






部屋にはわたし以外いなかった。





扉が開く。




「沙良みたいに、できる子だったら…」





お母さんの声が響いた。