「沙良ちょっと来い」






眠そうにやってきた大竹に呼ばれる。



「何ー?」



プリントを丸めて軽く叩かれる。



『思いっきり怒られたじゃねーか』



小声で言われる。




「ごめんごめん、」




何何ー?後ろからアホな声が聞こえる。



「物凄い例外だけども、鮎川沙良が生徒会書記になったそうだ」




少しざわつく教室。




「あ、あははー」