良いにおいするし、手がしっかりしてる。 この人性格良かったらどうなってんだろ。 ふとそんな事を思った。 「よし行くぞ」 手を引っ張られて勢いよく走り出す。 「ちょっと足はやい!」 「さっきみたいに運ばれたくなかったら走れ」 ぐいぐい引っ張っていく御大川晴紀。 「校長!これ書け」 校長室のドアを開けるとプリントを机に叩きつける。 「校長に向かってその言葉使いはどうなの」 「うるせ」