「晴紀遅いよ!」 「俺様に文句言う前に働け」 もー、と拗ねる沙良。 眉を潜めながらも手は動かす。 「つか牧野もどこ行った?」 「職員室」 更に机の上にある書類が多くなった気がした。 「沙良、これ半分処理よろしく」 「帰さないつもりなのアンタ」 「あぁ、今夜は帰らないでフィーバー…」 殴らなくてもいいだろ別に。