「着いたぞー」



ドライバーの先生が言う。



「やっと着いたー先生おそーい」



「うるせえよタダ働きしてやってんのに」




だるそうな顔をする。




「晴紀、お前も荷物運んで」




「あ?なんで俺様がんなことしなきゃなんねーの」





「いいからはいはい」



無理やり荷物を押し付けて歩いていく牧野先輩。



御大川、相変わらず細いな。




半袖の袖を無理やり上げてノースリーブにしている腕を見て思う…って違う違う。