金髪生徒会長さん、大っ嫌いです!





「俺は沙良ちゃんのそういうとこ、恋愛とかそう言うことじゃないんだけど好きだけどね。



それで傷ついちゃうこともあるからさ」



一粒だけ涙が溢れた。




「何でもかんでも自分の中に閉じ込めて。って晴紀ふてくされちゃったんだよ」




眉毛をハの字にして言う牧野先輩。




「沙良ちゃんもさ、思ったよりも晴紀の事知らないでしょ?


晴紀だっておんなじ事だから」



何にも知らないし、わかってないのに、



でもただ『晴紀が好き』ってことだけは



なんら変わらない事実だった。