目線が合わせられない。 「もう、「もう俺にはついていけねえか? そうだよな、てめぇもその程度かよ」 もう無理と言い掛けたのを遮られて顔を見る。 「お前にだけは、言われたくなかった」 そう言い残して階段を下りていく。 晴紀の顔は今までで見たことないくらいに泣きそうな顔で、 何もわからなかった。