「ちょっとだけそうかもしれません。ココアありがとうございます」


曖昧に笑うと「そっか」とだけ言って



立ち去っていく。




なぜか会長の晴紀が居ない。




「沙良ちゃんバイト先ってピザ屋だっけ?」




「あ、はい」



そこで扉が開く。



晴紀がそこに立っていた。



「沙良。来い」