「グラウンドに落ちてたから拾ってやった」
そう言うと無言で座る。
は?どういう風のふき回しですか?
「…そろそろしゃべって良いか」
大竹の存在を忘れていた。
「2年3組を担任する大竹です。えーっと…「奥さんは中の上くらいの美人で元カノは3人。奥さんとは大学で知り合ったんですよね?それから奥さんに言ったプロポーズは『毎日君の味噌汁を飲みたい』でしたよね?」
大竹の自己紹介に介入する。
復讐である。
「沙良…席はたまたまだって」
「奥さんの好きな食べ物「嘘です故意です!」
クラスが笑いに包まれた。
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