また吹き出す晴紀。



「…でも、ありがと。あのままだとわたし多分………」




「もうお前に触れさせねえから安心しやがれ。



つーかお前高坂とキスしたか?」




「一回だけ……油断したときに………」




まじかよ、と呟く。




「消毒させろ」




そう言うと何度も止まらないくらいに柔らかい唇の感触。



どうしてあんなに嫌いだったのに。



こんなにも好きなんだろうか。