「あっ」 大竹に文句言いにいったときのだ。 「やっぱ鮎川じゃねーか」 そ!の!口!調! 「俺に15点差で負けてる学年2位」 「前回は7点だボケ!」 あ。 つい言い返してしまった。 そして御大川晴紀の手には見慣れたカバン。 「え」 その鞄は間違いなくわたしの物で。 御大川晴紀はなぜかわたしの机に置いた。