前にもあった。こういうこと。 これがきっかけで別れた。 『体と顔目当てだった』 向こうもそれだけ言って別れた。 「本当にやめて…!」 「さっさと入れよ人通るだろ?」 「もう通ってるよ」 遮るように声がする。 「彼女ずーっといやがってんじゃねーか。やめろよ」 その声の方を向くと、 「晴紀…」 「御大川じゃねーんだな」 少し笑う。