「好きな女に礼言われてしかもそんなくそ可愛い笑顔されて顔赤くならねえ男いるわけねーだろ」
相変わらず偉そう。
なのにムカつかない。
「あ、えと…」
何を言えば良いんだろう。
そう思ってるうちに甘い香りがする。
「へ………」
晴紀に抱き締められてる。
「は、るき…?」
「今は俺様の事で悩んでる余裕ねーんだろ?
全部片付けてから、答え聞かせてくれよ」
ゆっくりと頷くと
離れていく。
嫌いなのに。向こうは好きで、
嫌いなのに。ドキドキしてしまった。
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