「いやぁああああああっ」 美優はパニくってるのか、俺の話など聞いてやいない。 俺もだんだん意識が遠のいていくのがわかる。 あ… これマジでヤベー感じかもな… 昔よく喧嘩してこんな風になったことあるからよくわかる。 でも今回は腹刺されてるし… ダメかも…しんねー… 白くなっていく景色の中で、美優の叫び声だけが響いていた。