知らない間に
他にもこのホームには沢山の人達が電車を待っていて、



この変な声は私以外には聞こえていないようだった



「私、、、死ぬの?」



『さぁ…どうだろうか…


おやおや?


珍しいお嬢さんだ…


君にはどうやら選択券があるようだね…』



「選択…券?」



「いわば、好きな所へ下車出来る…便利チケット…かな?


…それに、君は不思議な人だね♪
僕にも君の未来がわからないよーーー」



ついに、頭がどうかしてしまったのかもしれない…
何故かこの声の人に意識が集中してしまう


その時ーーー


キキキーっ!!



音を立てて急停車する、
見た事もないような七色の列車ーーー




死にたい訳じゃない



でも、このままたった一人で生き抜く意味ってあるのかな?




ただ朝起きて、つまらないいつもの学校と、馴染めないバイトをして、、、



毎日同じ、繰り返し…



『もう少し話したいけど、どうやら時間のようだね…


乗るかどうかは…



君次第…