「ほら、やっぱりなっ!



俺は期待なんてこれっぽっちもしてなかったから、全然ガッカリなんてしていないっ!!」



「…。あれ…。見て、グリム」



そして、私と目があうと、、、ピクッと肩をすぼめる




「私を、アンタ達がこれから向かう所に、



連れていきなさいっ!!!」




多分、今の私の背中からはメラメラと炎が出ているだろう




自分でも、驚く程の低い声が出て驚いた




ーーー




『随分遅かったね、、、私はもう、お腹がすいてすいて…。』




久しぶりの人間界



ボロボロだった神社は、高級感漂う




豪邸になっていた




「ご丁寧にお迎え有難う!ーーー天野命さん?」



『お前はっ!?



まさか…!?』




瞼をピクピクと痙攣させ、



彼女は3歩程、後退りしたーーー




「呪いーーー解けたんですよ」



そう言うと、私はニッコリ微笑んだ



『おやおや、それはよかったねぇ




ではーーーどうして此処へ?』