「もう彼女は一生、目覚めない!」




俺は、ゆうなを抱き上げるーーー




「後は、これさえ心臓に突き刺せればーーー!!!」




鬼の形相で、マリアは俺に向かってくる




こえーよ、穏やかな奴が本気だして怒ったら




マジでこえー




魔力のない俺には、、、ゆうなを抱き抱えて逃げるのが精一杯で



出来る限り離れて距離をとった




「無駄よ、、、わたくしから逃げれないわっ」



いつの間にか背後をとられる




ドスッ!!!



光のナイフを俺の背中に突き刺したーーー!!!




もう、あとがないってーのに、、、情けねー




目がたちまち、霞んできやがった




「どうして、わたくしの邪魔をするのよっ!!!」




ザンっ!!!!



ーーー



ぼーぜんと、
目を見開いたマリアが力なくその場に座り込んでいたーーー




「…。ルシファー、様?




どうして?あと、、、ちょ、、、、っと、、、、だった、のに、、、」




『私は、いつもグランデ様の代わりを勤めてきた、、、