「おいっ!早く乗れよ!!」



ふらつく俺を女は支えながら、ドラゴンの背に乗せる




「ゆうな様とーーー



妹を、、、宜しくお願いいたします」




去り際に、聞こえるか聞こえないか位の声で女は言った




「もしかして、、、お前は?」



スッと姿勢よく、女は頭を下げ




大空に舞立つ俺らを見送るーーー




『?キョウ殿…どうかされたか?』




「あぁ、どうやらゆうなは、無事みたいだーーー」



『?』








フッと軽く俺は笑ったーーー




ーーー




魔王城ーーー




暗くてコウモリやなんかがうじゃうじゃ飛んでるんじゃないかと思いがちだが、、、そこは、予想を大きく裏切って



清潔で高級感漂うデケー洋城だった






『ーーーどうやら、我輩達が最後の参加者の様ですな…』



中は大勢の猛者達であふれかえっていたーーー




『ーーー只今より、次期魔王を選出するパーティーを開催いたしますーーー』