キョウはさっきから舞妓さん風のお姉さま方に挟まれハーレム状態でーーー



まさに今、やけ食い中の私は、大きなチキンを両手で持ち、ほうばった所だったーーー



「あぁ、ちょうど色気のねー女のせいで、物凄げー腹が減ってたんだ」


なっ!?何ですって~!?


「きゃ~!私も食べて~♪」
「ズルーいっ♪私もよっ♪」


まったく!!キャイキャイ騒がしいったらありゃしないーーー

私を見下ろし、ニタリと笑う目の前の男に、ムカムカがおさまらないーーー



「安心しろ…皆まとめて喰ってやる」

「キャ~素敵っ♪」

ブチっと、頭の中で音が鳴ったきがしたーーー



わざとらしく、ドンッと机に手をつき立ち上がりーーー
全力で睨み付ける!!!



「どーせ私は、色気より食い気ですよっ!!

キョウなんて、、、!!キョウなんて、、、!!


だいっ嫌いっ!!!」



『持ってきましたよー♪ゆうな様??…アレ??』



気付いたら、脇目もふらず、全速力で走り出していたーーー



私ーーー変だなーーー



こんな私、、、嫌だよ、、、