「魔王様のお手伝いがしたいのっ!!!」



キラキラ一際輝かせる目…。。。



ほらきた…いつものアレだよ…アレ



「手伝い?何すんの?」



オレンジが露店で買った骨付き肉を美味そうに食い歩きしながら、ゆうなを振り返った



「魔王様…多分、古人の…力がなくなって困ってるでしょ。。。



私が今やれる事って、、、ほんの少しでも誰かの力になる事くらいだから…」



いっちょ前な事言いやがって



「そうなれば、グランデ様は非常に喜ばれるでしょうが…



パーティーの時間はかなり長いです



失礼ですが、ゆうな様はどの程度ご自分の力をコントロールし、あつかえるのです?」



この女ーーーほんわかしてるくせに



割と鋭いーーー



「…ん。。。確かに、あまり長い時間は無理かも、、、けっこう集中力がいるんだ…」



「お前、集中力ゼロだもんな…」



いつもならここでうるさいとか、無神経とか食いかかってくる筈




だけど、最近のゆうなは、とにかく俺をさけたがる



「…。。。」



ほら…やっぱ無視だよ