ある日、目の前に突然現れた赤ん坊に



私は、魅了されてしまったのーーー」



彼女はその日の事を懐かしむかの様に、私の瞳を真っ直ぐ見つめて話続ける



「この胸に抱く娘を救って欲しいと切にその子の母親は、自分に起こった身のまわりの不可思議な出来事を事細かく、話しだしたーーー」




目に見えぬモノを感じ、その中で育ってきた母は私が産まれた日を境にまったくそれらが感知出来なくなったと、、、



その頃から母の身体が悪化しだし、ふと、自分の母親が言っていた話を思いだしたのだという



「月島家、先祖代々、産まれるのは必ず女の子一子のみーーー



決まってその娘達は10代～20代半ばで、１人の子を残すと、死亡し、、、


おかしい事に、

その遺体が、、、消失する、、、」




ふと、あの葬儀での出来事を思いだしたーーー



ゴブリンと言われる悪魔が、私に言った事を




「私が、貴女の記憶を操作したのはね、



１人ぼっちの貴女にこれから起こる現実を、、、背負わせるには、まだ早いと、判断したからなの。。。」