「オイ!兄貴!?



どー言うつもり!?



あー!!!だから…報酬なしでいいって言ったんだなぁ!」



ロイが咄嗟に私の手を引っこめた



「黙れ、出来の悪い弟よ」






報酬って…?



はーっと、盛大な溜め息をこぼすロイ




「兄貴は、この魔界でたった一人の猛獣ハンターなんだ」



猛獣…ハンター?



「今回みたいに、暴走する魔族を何とかするのが兄貴の役目。。。



で、普段なら、、、それの報酬金がめっちゃくちゃ高けー金額ぶんどって大儲けしてる兄貴なんだが、、、



今回はタダでいいっつーから
ちったー、金にがめつくもなくなったんだなぁ、って感心してたのによ…」




「煩いっ!!

さっきから金金金と、兄を何だと思ってるんだっ!!ゲスな弟よ!!



私は、金などイチミクロもいらんっ!!!

あぁ、、、それはそうと、、、さっきのランチ代はリンレイにきっちり請求しておいたぞっ!!」



「おいおい、


言ってる事めちゃくちゃ矛盾してるよ…」