思わず言葉が溢れてしまった、、、


「あぁぁ!何で寝てねーんだよ」


あんなに離れた場所に居るのに、聞こえているとはーーー
恐るべし、地獄耳っ!!



「…何か、枕変わると寝れなくて…ははは」



「お前さ、、、ガキじゃねーんだから、とっとと寝ろ!」



「うん。。。あ、あのさ、キョウ?」


「なんだよ?」


「キョウは寝ないの?」


「俺は眠くねー」


「あ!そういや、列車で寝てたんだったね」


あの後、何であの列車に乗ったのか聞いたら、冥界で降りるつもりが、居眠りしちゃってたって言ってたから、


寝過ごすって…
私とキョウ、どっちが子供なのかなって…うぷぷっ



「うるせーよ!俺は…寝なくてもいけんの!」


そうだった…、キョウは、人じゃないんだ…



じゃあ、キョウって何者なんだろうーーー



「キョウ!」


「何だよお前はさっきから!」


「私の事も、ちゃんと名前で呼んでねー!」



手をヒラヒラさせて、あっちへいけってしてる彼の背中を見て、



何か、胸の辺りがムズムズしたーーー