確か…



竜宮城に行った浦島太郎は



時を忘れる様な楽しいひと時を美しい姫と過ごし



帰る時に、玉手箱をお土産に貰ったんだった



ーーーそして、もとの国に帰った時



お土産の玉手箱を開けたらーーー



白髪のおじいさんになってしまう、、、竜宮城でのほんのひと時が、もとの国では何十年もの月日だったって、、、



そんなお話ーーー



小さい頃の私は、浦島太郎って、馬鹿だと思った



だって、そんなに楽しいんだったら、ずっとお姫様とそこで居たら良かったのに



そしたら、一生楽しくて…綺麗なお姫様と、、、食事にも、寝るとこにも苦労しないのにってーーー



今思えば、私が馬鹿だって思う…



「じゃあ、、、私はーーー



お土産はいりません」



『ゆうな様!!せっかく何か頂けるのに…何故です?』



「私、お土産…沢山貰ったもんっ」



ニッコリ微笑んだ私を冷たく見つめるその他3人



「…意味分かんねー


ついに本当のボケが始まったか?」