~ゆうなside~



「受け取って欲しいんです。」



ギュッときつく握りしめすぎたせいか、私の掌はジーンとしていたーーー



「これは…」



『耳修石ですなっ!!!』



「さっきの、あの人から、貴女へ送り物です、、、」



「母でも何でもない化け物が、、、わらわに送り物じゃとっ!!!馬鹿にするなっ!!!
ソナタも自分の命をとられかけたのじゃ!!!わらわが疎いのであろうっ!!!


誰も信じないっ!!!母様も!!!全て!!!わらわには!!!いらない!!!」



咄嗟に彼女は石を放り投げようと手を大きく振り上げた


!!



その手を、ロイがぐっと掴む



「姉貴ーーーいい加減ーーー目ぇ覚まそうぜ、、、死んだ人間は生き返らねぇ


だが、、、あれは、ひょっとしたらよ、、、



千里さんだったんじゃねーのか?」



ロイは真っ直ぐ亀姫さんを見つめた、、、



「母様ならっ!!何故!!娘のわらわに手をあげたのじゃ!!あれは!!母様ではない!!あんな、、、化け物、、、わらわは知らぬ!!!」