でも、無くした命は、絶対に戻らないモノだって…わかってるから…



『そして…あれを動かしている動力は、、、キョウ殿の持つ大きな魔力、、、』



～キョウside～



俺の中には、悪魔がいるーーー


壊す楽しみや、奪う喜び、、、


それは、人であった時からしっかりとこの胸の中で息づいているーーー


そいつも俺自身の一部、、、切り離せない、、、俺、、、


だから、今更誰かを守るとか、大切にするとか、そんな事は到底無理と言うモノで、ゆうなが叫ぶ言葉よりも、目の前で狂うコイツの気持ちのほうが、すんなり理解できちまうんだ




「母様！！どうかこの亀姫をお褒め下さいませ！！」



沢山の死体の上で女が笑っている



何だ…？何か…力が入んねーなぁ、、、



そうか、コイツに吸い取られてんのか、、、



俺をこのまま逝かしてくれんのかなー



だったら俺はお前に感謝するけど…
なんかなぁ…さっきのゆうなの顔が頭の隅から離れてくんねーんだーーー
俺の事キライになってくんねーかな、、、