「大事なモン壊される気分はどーだ?
痛てーのか?苦しいのか?それが粉々になったら、お前ーーーどうなる?」



キョウーーー
私には、ロイが言うように、キョウが楽しそうにはとても見えなかったーーー


「止めるのは、キョウの方だよっ!!」



私は、思わず大亀さんに抱き付くーーー



「お前、何なの…?」


笑っていたキョウの顔が一気に無表情に変わり、冷たく私を見下ろしたーーー



「大切な物を壊されたら誰だって苦しいし、辛いもの、、、だから、キョウにそんな事して欲しくないのっ!!」


掴もうとした私の手をキョウは冷たく振り払ったーーー


「お前は、わかっちゃいねー」



「は!!はは様っ!!!はは様っ!!!」


彼女は人の姿に戻り、木箱をがむしゃらに開ける、、、


そこに在るのはーーー



刀に刺されグチャグチャになった…ミイラだったーーー



「はは様ぁーっ!!」



抱き締めて子供の様に彼女は泣き叫ぶーーー



「…亀姫様のお母さんなの…?」



「やっぱ、、、そう言う事だったか…」

ロイは泣き叫ぶ彼女から視線を反らした