お前達は、指をくわえて見ているしかないのだっ!!小娘っ!!人間のお前では歌い終わる頃にはもう命はないだろうねぇ、、、
死ぬまで歌い続けるがいいっ!!!」



そこに、いつの間にかキョウがいて


「その箱ーーー中身、何?」



「…こっ!これは!!」


大切そうに後ろへ隠す木箱、、、そういや、ローラが話してた…怪しい木箱って、、、これかな?


「グサッ!!!」


何の躊躇いもなく、キョウは木箱に刀を突き刺すーーー



「っ!!!何をするっ!?」



ーーーグサッグサッ



「ははっ!!ーーーグサッグサッ!!!ーーーー」


キョウは笑いながら木箱を突き刺し続けるーーー


キョウ?


「お前の、大事なモンなんだろ?」


「やっ!!止めろっ!!本当に!!止めっ!!」


「はっはっは…面白れー」


亀姫は、木箱を必死で身体で庇おうとしがみついた…


『ゆうな様…歌が…止まっておりますぞっ!!』


あ、本当だっ!!



「アイツ…何なんだ…?何であんな…楽しそうに…」


ロイが呆然とキョウを見つめる、
キョウはケタケタわらいながら、必死でしがみつく大亀に蹴りを入れたーーー