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でかい屋敷の前ーーー
汚い着物と、壊れた下駄ーーー
ぐぅーっと腹の虫がなる、、、



『…誰かいるのかい?』



そっと俺は近くの茂みに身を隠した、



あぁ、、、またこれか…そろそろこの感覚にも慣れてきた、、、



ガキの頃、俺はしょっちゅー、こーやって隣村までやって来ては、こっそり錦を見てたーーー



嫁いで行ってから、俺は窮屈になったあの家を出て行ったから、世話になったアイツに、堂々と顔向け出来なくて、、、気がついたらそうしてた、



食い物もろくに食えない、その日暮らしの生活、、、同年代のガキより、背も体格もかなり小っさくて、誰よりもみすぼらしい汚ねー格好、、、
でも、俺は、そんな俺自信が好きだったーーー



何かに括られ、縛られるくらいなら、汚くても自由が性にあってるーーー



「錦様、どうか、お部屋の中にーーー

お腹の赤子に障りますよーーー」



赤子?、、、そういや、でっかい腹が破裂しそうだーーー



『はいーーー、もう少し、後少しだけーーー』