志願者は、


0時丁度に魔王城に来たれよーーー





ーーーグランデーーー



そう記されていた、、、


『ルールとは、、、一体…どの様なモノなのでしょう?』


「そっ!そこ気になるよね~っ」


ニッコリ私達に微笑みかける、、、彼の胸ぐらをリンレイさんはグッと掴み、持ち上げたーーー

この細腕のどこにこんな力があるのか、、、



「もったいぶるな…ウジ虫が…」



ウジ虫さんが……それでも喜んでいるように見えるのは…私の気のせい…じゃないみたいで、、、


「…あぁもっとして欲しい…もっとめちゃめちゃにして…あ!
でも…今日食べた不味い豚が口からでちゃいそうだから、、、
仕方ない、、、言うよ…」


ぶ、ぶた…ね、、、


「こっそり魔王城に忍びこんだんだーーー


そしたら、、、イオン様がいたーーー」


『イオン様とは!また、驚きですなっ!』


レオは私の膝から飛びおり、テーブルの上にちょこんと腰かけたーーー


「誰?イオン様って?そんなに凄い人なの?」