大好きだったよ。

次の休み時間、私と終は学校の屋上に2人でいた。

私は、思い切って聞いてみた。「終って病気なの?」って。
なぜか、急に笑いだした終は思ってもみなかった言葉を口にした。
「そうなんだ。実は俺・・・。癌なんだ。ずっと黙っててごめん。凛だけには迷惑をかけたくなくて。本当にごめん。」と終が言った。
「なんで、黙ってたの?なんでいつも私を頼ってくれないの?もっともっと頼ってよ」っと私は言った。
そしたら、終は私に抱きついてきた。
私の肩に終の涙がにじんだ。