ありえん!
初対面の女子に!
初対面じゃないけど!



とにかく何あの.....あの...!

思い出したら腹立たしさと恥ずかしさで
また顔が熱くなってきた。



無意識に頬を押さえる。


「そぉーの分だとワケ有りってかんじかー♪」


「キャーっ!今の見てたの!若菜!」



居るなら声かけなさいよ。

人を食い物にしやがって~~!



「それで?どういう経緯かな?まちこちゃん」

ニタニタ顔で事情聴取し始める若菜。



「ピンチの親友を見捨てた若菜には教えませーん。」


私はプイッと腕を組んでそっぽを向いた。


「あぁもー!謝るから!ゴメンって!でもそのおかげで、イイコトあったんでしょおおお?」


ニマっと笑って私をみる若菜。


「イイコトなんか..」

ゲゲ!
思い出して、つい顔が赤くなっちゃった!


慌てて隠したんだけど...


「ほおおおお~話を聞かせてもらいましょうか。まちこちゃん。」


ほら。若菜には叶わない。


白状しよう......