「.......というわけよ。」


「アーハッハッハッハ!」




若菜、涙流して爆笑中。




「そんなにおかしい??」


「おかしいも何も!いいんじゃない?ウ○コから始まる....」


そこまで言って、若菜またまた爆笑。


「ウケるー!それでそれで、俺のこと好きなのとか言われたとき、何も無かったの?」



「え!あるわけないじゃん!それどころか、走って逃げたし。その後で若菜と会ったんだよ。」



運悪くね、と私は毒づいた。


「なるほどねー。いいんじゃない?新垣。今のうちキープしとけって!」



バンバンと若菜が肩を叩きながら言う。


「痛いって!んなわけないでしょ!」



全く.....




私は水筒を取ろうと、弁当入れに手を伸ばした。


....が。無い。


水筒が無い。



ゲ!



もしや慌てて帰った時に向こうに忘れて来てる!?



.....最悪。



「若菜、どうしよう。水筒忘れた。」



「マジで!?.....さては、また会うためにわざと忘れたな?」


「なわけないでしょおお!どうしよう。」





「届けに来てくれんでしょ?そのうち~まちこの王子サマが~♪」

他人事だと思いやがって、こいつ。



「はぁ....」


ただただ、ため息しか出ない。