意地悪な君に実験しました

お仕置き、なんて考えてなかったから

目を瞑らせた。

俺はマジで何がしたいんだよ。

やっぱり可愛いと思う。

いつも俺にくっついてくる

香水つけてる奴とか派手なメイクしてる奴より

よっぽど。

瞬間的にキスをしようとして、やめる。

俺にそんな資格はないよな。

絶対、佐伯が好きだし。

「あー。もう、やっぱりいい。」

そういって俺は帰る。

怪訝そうな顔してたな、なんて思いながら。