4時30分に部活を抜けて見に行ったら

佐伯と楽しそうに話してるわけ。

聞いてたら俺のことを話してて。

「無理だよ..。怖いし。」

っていうのを聞いてしまった。

やっぱり、覚悟してても嫌だな。

すぐに嫌いじゃないっていわれて嬉しかった。

それから楽しそうに話してる2人を見たら

悔しくなって隠れて聞いてた。

佐伯がいなくなったら話しかけようとした。

アイツは寝たけれどな。

「おい、寝るの早いな。全く。」

寝顔はあどけなくて、中学生にも見えた。

部室に俺が着ているブレザーを脱いで

かぶせれば一瞬ニコッと笑った気がした。