クレオ

「うん。私歯に衣を着せた言い方が嫌いだからはっきり言うけれど、あなたの目は一生治らないわ。




  でもあなたは若いしこれから自分の力で生きて行かなければならないの。




  それにあたしゆくゆくはあなたに養って貰うつもりだしね。だから可能性を信じてなんに対しても積極的に挑戦していって欲しいの」




  その雫の言葉を聞いて翔はじっと黙り込んでしまった。