クレオ

  つまりは起きてしまった現実に決して目をそむける事なく、かと言って過去を振り返らずに真っ直ぐに前を見て歩いて行く事こそが最も大事な事なのではないのかと。




  愛する恋人の雫は翔が光を失っても、これから翔が自活出来る方法を模索し提示してくれて、




  しかもありがたい事に事あるごとに二人で仲良く歩いて行こうって言ってくれていた。




  その恋人の深い愛に応えない男は最低の人間なのではないのかと、翔は次第に思えるようになっていった。