すると4人は、たくさん頼んでくれた。
おすすめを言ってやると、それも注文した。
ああ、なんてちょろいんだろう。
わたしは注文を書いた紙を、カウンターに持っていった。
「はい、叫んでくださーい。」
わたしはそこにいたアルバイトの人に紙を渡した。
ユウ姉の友達だけど。
そしてうちは、1回店内を見回した。
注文とかはなさそうだ。
よし、呼び込みをやろう。
わたしはまた、小走りで入り口に向かった。
だがそこで、ドアから入ってくる人がいた。
「いらっしゃいませ───……え?」
わたしは思わず、そう言ってしまった。
入ってきたのは若い、10代くらいの男性グループ。
しかし、そこにはなぜか……────