君に恋した夏。【短】





「ふーん…昼間と雰囲気変わるね。」



「そりゃそうでしよ。」



「んー、そうだねぇ。」



「てか、花火何時から?」



「7時。ちなみに今は…6時50分。」



「…神社まで行くんだよね?間に合う?」



うちは真夏を見上げた。



すると真夏は、素晴らしい笑顔で、まるで最後に星マークでもつくんじゃないか、って勢いで、こう言った。




「間に合わない!」



「知ってる。走るか。」



「お、2人でビーサンだか行けんな。んじゃ、走ろっか?」




真夏はそう言うと、走り出した。




てか、全力に近い。



いやー、うちそこまで足速くない……ってか、走りたくない感じで…←言い出しっぺ